RARPの概要
RARP(Reverse Address Resolution Protocol)とはARPとは逆に端末が MACアドレス をもとにIPアドレスを取得するプロトコルです。実際にはDHCPと同様にIPアドレスの配布のような使われ方になっており、IPアドレス情報を保持できない機器がネットワーク内のRARPサーバへRARPで問い合わせるとRARPサーバがMACアドレスに応じたIPアドレスを返答する仕組みになっています。
RARPのフォーマットについて
RARPはRFC903で定義されています。使用されるフォーマットはARPと同様になっておりMACアドレスからIPアドレスへの解決を行う機器はタイプ識別名8035とオペレーション0003をセットしたARPパケットをブロードキャストで送信します。
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RARPの問題点
RARPで機器が取得できる情報はIPアドレスのみでゲートウェイアドレスやDNSサーバなどの情報を取得することはできないためかなり限定的な用途で使用される。そのため、DHCPによるIPアドレス取得がメジャーになっている。